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初音ミクのサイハテで泣かされる21歳

初音ミクが歌うサイハテという曲を小学生の時にProject DIVAシリーズというゲームで初めて知った。当時は何も思わなかったのだが、最近かなり涙腺崩壊するようになった。もう歳なのだろうか。

サイハテの魅力は明るい曲調なのに寂し過ぎる点だ。鎮魂歌なので寂し過ぎるのは当たり前なのだが、明るい曲調で余計に寂し過ぎる。本当は強がっているのでは?と思ってしまう。(「ポップ・レクイエム」という造語がこの曲によって生まれた)

 

私は1番のサビで結構涙腺がやられるのだが、ラスサビでもっと涙腺がやられる。この曲をエンドレスリピートで流されたら洪水級の涙が出てしまうだろう。

 

まず、1番のサビの

雲ひとつないような

抜けるほどの晴天の今日は

悲しいくらいに

お別れ日和で

この歌詞を同じような天気の時に思い出してしまうとあまりにもしんど過ぎる。

そしてラスサビの

扉が閉まれば

このまま離ればなれだ

そんな事言うなよ…

もう会えないだなんて辛過ぎる。この"扉"というのは火葬する時の焼却炉の扉。あああああ…ここで涙腺ボロボロのお知らせ。

 

この曲を聴くと、4年前に亡くなった母方の祖母を思い出す。両親の祖父母の中でも1番記憶がある。訃報を聞いた時、かなり泣いた。母方の祖母は小柄で可愛らしくて優しかった。90歳近くにしてはボケる事もなく孫の誕生日を忘れなかった。自分にはあまりお金を使わないタイプだった。自分に関してはあまり欲のない人間である。彼女は脳梗塞で亡くなったのだが、喪主を務めた伯父曰く検査では脳が綺麗だったとか。脳が綺麗=脳が若いという事らしい。もう書いているだけで洪水級の大涙なんだが???

 

 

私の話は置いといて、この曲の話に戻ろう。この曲は1番のサビとラスサビに共通して

たおやかな恋でした たおやかな恋でした

という歌詞がある。『たおやか』の意味はこちらからたおやかとは? 意味や使い方 - コトバンク 

私はそんな恋がしたいと思っている。もし、私が本気で愛した人が亡くなった時は「たおやかな恋でした」と思えるようになりたい。にしても『たおやかな』という形容動詞を歌詞に使おうと考えた小林オニキスさんは天才過ぎる。

 

 

持病がある為、あと何年生きられるかわからないが祖父母が生きていたかった分まで生きられたら良いと思っている。まだ私は21年しか生きていないが色々あった21年だった。これからの何年も色々あると思うが、生きてて幸せだったと思える人生を過ごしていきたい。

 

 

もし私が亡くなった時はどうかこの曲とエリック・クラプトンの「Tears In Heaven」を葬式や告別式で流して欲しい。私がいたから最高な日々だったと思ってくれたら嬉しい。あなたの幸せがずっと続いてくれたら良いな。もし、あなたが今幸せではないのならいつか訪れる事を願う。

【初音ミク】 サイハテ 【アニメ風PV・オリジナル曲】 - ニコニコ動画